2026年3月30日
出光エナジーソリューションズ株式会社
放射冷却塗料「Radi-cool」で空調消費電力を最大31.7%削減
~福岡市「博多港ベイサイドミュージアム」での実証事業結果のお知らせ~
福岡市では2040年度の温室効果ガス排出量実質ゼロをチャレンジ目標として掲げており、公共・民間施設のエネルギー使用量並びに温室効果ガス排出量削減を推進しています。港湾エリアには太陽光の影響を受けやすい構造の建屋が多いため、本事業を通して省エネ効果を検証し、脱炭素への取組として実証事業を実施しました。

本事業の結果から、屋根表面温度では最大34.3℃、屋根裏空間温度では最大9.7℃の低減が確認されました。更に空調の消費電力においても、同一気象条件下(全天日射量±0.3MJ/日、最高気温差±1.0℃未満)で比較したところ、塗装前後で最大31.7%、平均18.1%(5ケース)の低減が確認されました。


高い省エネ効果を得られた要因として、「夜間も放熱し続ける」という特性が挙げられます。翌朝にかけて空間が予冷状態となったため、立ち上がり電力負荷が軽減され、省エネに大きく寄与したものと考えられます。
今回の博多港での実証結果を受け、「暑さ対策」を超えた具体的ソリューションとして提供して参ります。
・公共施設の省エネ化を加速し、地域全体のカーボンニュートラル目標達成に大きく寄与します。
・空調電力量削減による直接的なコスト抑制と、Scope2排出量削減による企業価値向上を両立します。
・屋根裏空間まで届く冷却効果により労働環境改善、熱中症対策による従業員の安全性向上を高めます。
従来の高い日射反射の技術に加え、高い放熱技術を複合することにより製品表面への蓄熱を防ぎ、なおかつ裏面の熱も吸収、放射を可能とすることで、ゼロエネルギーでのエネルギー効率の向上と、快適な室内環境の確保を同時に実現した素材です。

